カードローンで言われる総量規制対象外って?

シェアする

カードローンで言われる総量規制対象外って?

2011年から個人の借り入れに関して「総量規制」という制度があるのをご存知でしょうか。過剰な貸付を防止したり、多重債務者を減らしたりといった目的で実施されています。
規制のなかには対象外のものがあるため、今回は総量規制とその対象外のものについて紹介します。

総量規制とは

2006年12月に確立された「貸金業法」はシステムの整備などの面も考え、段階的に施行されていき、総量規制は2010年に規定されました。総量規制は厳密に言えば返済能力を超えた過剰な貸付を防ぐために「年収の3分の1を超える借り入れができないように制限する」制度です。この制度が施行される前は高金利の貸付を行う消費者金融がみられ、利用者が返済できずに破産してしまうことが多かったことを受けてつくられました。
総量規制はあくまで借り入れの合計が年収の3分の1を超えてはいけない制度なので、複数の貸金業者から借りても合計金額が参考にされます。総量規制は個人の債務者のためにも、貸金業者にとっても重要な制度です。

総量規制の対象

総量規制を含めた法律の貸金業法の対象になるのは貸金業者です。
ここでいう貸金業者とは、

  • 消費者金融
  • クレジットカード会社
  • 信販会社

の3つを指し、総量規制はこれらの業者から借り入れる金額を規制する制度です。

誤解されがちなのは銀行が貸金業者ではないという点です。つまり、銀行から借り入れは総量規制の対象にはならないため、審査は厳しいなどの面はありますが年収の3分の1よりも借りることができます。

総量規制対象外

総量規制の対象になるのは主に「個人向け貸付け」だけで、貸付の契約の形式には他にも「個人向け保証」、「法人向け貸付け」、「法人向け保証」がありますが、これらには適用されません。

より具体的に言えば以下のような借り入れは総量規制の対象外になっています。

  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • 高額な医療費の貸付け
  • 有価証券担保貸付け

これらは総量規制の対象外となっています。住宅や自動車などの一般的に大きな買い物をする場合や、証券や土地を担保にいれて借りるお金などは総量規制の対象外になっています。

総量規制の例外

総量規制の対象外は「総量規制にはかからない」というものですが、「総量規制の例外」とよばれるものもあります。例としては、既に年収の3分の1を借りてしまった人が大ケガなどをして緊急の医療費が必要になった際には「例外的」に消費者金融や信販会社に借り入れすることができます。総量規制の例外として認められているのは以下のようなものです。

  • 緊急の医療費のための貸付け
  • 個人事業主向けの貸付け
  • 不動産を担保とする貸付
  • 有価証券担保貸付け

お金を借りている人に利益がある場合と緊急事態においては「例外的に年収3分の1を超えてお金を借りること」ができるようになっています。個人事業主も例外的に認められていますが、生活資金としてではなく事業資金での借り入れのみ、一般的な審査よりも細かく審査され通過するのが厳しくなることもあります。個人事業主や中小企業にはビジネスローンなどの審査も比較的通過しやすいローンがオススメです。

総量規制の対象外と例外の違い

総量規制の対象外と総量規制の例外の大きな違いは、「例外は年収の3分の1を超えた場合でも返済能力があると認められれば、借り入れをすることができる」という点です。あくまで返済能力があると認められたときにのみ、上限を超えて借り入れをすることができます。医療費は緊急性があるため、総量規制の例外に認められています。

おわりに

今回は総量規制について紹介しました。混同しがちですが、総量規制の対象外と総量規制の例外には明確な違いがあります。しっかり理解して賢く借り入れをしましょう。

The following two tabs change content below.
ローン防衛隊

ローン防衛隊

お金がないッ!急な入用でどうしていいかわからない!そんな時のためのローン防衛隊。ローンレンジャーがあなたのお金のことを一緒になって考えます。
スポンサーリンク